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スペシャルインタビュー

部品の洗浄工程の水を電解水+ファインバブルに。
汚れ残りが減り、生産性がアップ。

有限会社アイ・カチオン
品質・製造グループリーダー 中口法昭さま

有限会社アイ・カチオンは、愛知県豊明市でカチオン電着塗装を行っている会社です。
電解水を導入することで、製品や業務にどのような変化があったのか、
品質・製造グループリーダー中口さまにお話をうかがいました。

電解水生成器を導入しようと思った理由・
電解水で解決したかった課題を教えてください。

カチオン電着塗装は、部品の洗浄から塗装・乾燥まで全自動で行います。
部品についている加工油や手袋の毛羽を洗浄の段階でしっかりと落としきれないと不具合品として再塗装または廃棄になってしまいます。

最初の洗浄の工程で、ホコリ取り、加工油を軟化させるため水道水を加温した「湯洗」を行うのですが、この「湯」を加温したアルカリ性電解水にすることで、洗浄力を強化し問題を解決できないかと思い導入しました。

実際に導入してみていかがでしたか?

アルカリ性電解水とファインバブルの相乗効果で従来よりも洗浄力が向上し、品質アップに繋がりました。不具合品の発生率としては0.2~0.3%程度の減少ですが、商品個数にすると10000個前後になります。
不具合品の廃棄には処分費用がかかり、当然環境負荷もかかります。少しでも不具合品を減らすことでコストダウンでき、環境への負荷を減らすことができたのはとても良かったです。

また、電解水は扱いがむずかしくないので、導入するうえで特別な工程やチェック項目を増やすなどの労力が不要で、トラブルなくスムーズに移行できました。

課題以外に、電解水を利用したことで変わったことはありますか?

アルカリ電解水と同時に生成される酸性電解水を、トイレに流す水として使用しています。ニオイがなくなり従業員から好評です。除菌効果があることで、手洗いにも利用できるので手指消毒用のアルコールは使わなくなりましたね。
従業員に自由に持って帰っていただいたり、地域の青年会議所様の協力のもと酸性電解水を保育園や学校などさまざまな施設へ無料配布もしています。

当初の生産性アップ、品質管理に加えて、環境改善やSDGsにもつながったということですね。

そうですね。特に環境改善(SDGs)について可能性を感じています
廃棄品を少しでも減らすことで環境への負荷が減るのはもちろんですが、電解水は誰でも安全に扱うことができるので雇用の拡大にもつながるのではないかと思っています。たとえば洗剤を使っている現場で電解水に置き換えることで、高齢者や障がいのある方でも働けるようになるのではないかなと思います。
また、保育園や学校など地域の施設に配布することで少しでも貢献できたと思うと嬉しいです。酸性電解水は洗剤や薬剤などと違って安全なので、提供するこちらとしても安心です。

アルカリ性電解水

アルカリ性電解水を生成し、タンクに大量にためておきます。たくさんの水を利用するのでタンクレスのタイプを選択。

ファインバブル

アルカリ性電解水とファインバブルの相乗効果で水だけでは入り込めない細かな隙間までしっかりと洗浄が可能となりました。

検査検品の時間短縮

不具合品の個数が減り、検査検品の時間短縮や廃棄や再加工費用のダウンにつながりました。

導入製品

ファインアクア

ファインアクア

ファインバブル発生装置
ファインアクア